キャンプや旅行でも使用できるモバイルプロジェクターを購入したので紹介します。
プロジェクターメーカーとしてはメジャーであるXGIMI(ジミー)というメーカーの、MOGO(モゴ)というモバイルプロジェクターです。
まず、結論として『買って大正解』でした。
良かったところ、悪かったところをはじめ、詳細は以下をご覧ください。
XGIMIのMOGOを購入してみた
最近、月に数回はキャンプに行くことが習慣になってきた私たちですが、設営や料理に慣れてきたこともあり、日が落ちて焚火も楽しんだ後に時間を持て余すことが増えてきました。
そういう時に、テントのなかで映画やドラマをゆっくり見れたらなぁと感じる時があり、プロジェクターの購入を検討することにしました。
予算は5万円
今回ははじめてのプロジェクターということもあり、割とお手頃なものから選ぼうという事になりました。
しかし、Amazon等にたくさん出回っている格安製品は避けるため、ほどほどの予算というところで5万円以内で探すことにしました。
必要なスペックは…
最低限求める性能として、以下のものを挙げました。
サイズ・重量 | ・キャンプにもっていくのに負担にならないサイズ ・重量は1kg以内 |
明るさ | 200ANSIルーメン |
バッテリー | 3時間程度無充電で使用可能 |
OS | Android TV対応 |
その他機能 | ・オートフォーカス機能 ・USB-C充電端子 ・Bluetoothイヤホンに音声出力可能 |
上記の要件の理由は以下の通りです。
- サイズ・重量は書いてある通り。
- 明るさは、以前職場で利用していたプロジェクターが100ルーメンで暗く感じたから。
- バッテリーは、1晩の使用で映画を1本程度見れれば十分なので。
- OSは”Android TV”ではなく、スマホやタブレットと同じ通常の”Android”の場合には、アプリの追加の際にGoogle Playが使用できず、一部のアプリ導入に支障が出る可能性があるからです。
- その他の機能に関しては、あれば良いなといったレベルの補助機能です。
購入候補
以上の条件を踏まえて、購入検討をした機種のスペックを表にして比較していきます。
各商品画像はAmazonの商品リンクになっているので、ご参照ください。
(対機種よりも優れている項目に関しては赤字で表記しています)
上記比較表をまとめると…
価格とサイズ・重量に関してはAnkerのAstroが最も秀でています。
一方で、XGIMIのMOGOはプロジェクターの輝度や解像といった描写性能がダントツで優秀です。
明らかに他機種よりも美しい画像が投影されるということになります。
XGIMI MOGOに決定!!
比較検討の結果、最も画像がきれいに投影されるMOGOにすることにしました。
他機種と比較するとサイズや重量は割とあるものの、キャンプに持っていく上では問題ないという判断です。
また、MOGOのみOSがAndroid TVであったり、オートフォーカス機能が搭載されているといった機能面での優位性も評価しました。
次に実際に使ってみた感想と良いところ&悪いところを解説します。
XGIMIについて
XGIMIは、中国の成都に拠点を置くプロジェクターメーカーです。
最初、正直なところ私は中華メーカーと聞いて良い印象がありませんでした。
しかし、調べたところ2013年に設立以来メキメキと中国国内シェアを伸ばし、今やダントツでNo.1のシェアを持ち、直営店も50店舗以上運営しているという、かなり信頼のおける企業だという事がわかりました。
そのXGIMIが展開するモバイルプロジェクターラインがMOGOです。
XGIMI MOGOを使ってみて
デザイン
全体的に筐体の質感は悪くないと感じました。
若干のプラスチック感はありますが、安っぽくはないです。
背面以外は全面スピーカーになっており、インテリアにもなじむシンプルなデザインなのは良いと思います。
操作系に関しても、電源ボタンが背面に1つだけあるのと、あとは上面にタッチ式のボリュームボタン、再生/停止ボタンがあるだけなので、わかりやすくて良いです。
他の操作に関してはリモコンで行います。
本体自体に傾斜を調整する機能が無いのは残念でした。
底面に三脚穴が備えられていて、三脚で調整はできるものの、狭めの部屋に置く場合には床の面積をとってしまい、邪魔になります。
底面の外周には滑り止め用のゴムが配されているのですが、これは滑りやすい机の上では有効でした。
サイズ・重量
上の画像は、i phone XSとのサイズ比較になります。
モバイルプロジェクターの中では大き目かつ重めの部類に入るかと思います。
ただ、そこまで頻繁に持ち運ぶものでもないですし、一般的なプロジェクターとの比較では十分に小さく軽いので、特に不便に感じることはありませんでした。
画質
上の画像は、お昼にまだ日が出てる事を想定した明るさに照明を調整し、投影した画像です。
輝度に関しては、お昼時に使う場合にはカーテンを完全に締め切らないと厳しいレベルです。
対して、上記の画像は夜間に部屋の照明を完全に消灯した状態で投影した画像です。
夜間には十分な明るさかと思います。
むしろ、普段は標準の輝度だと明るすぎるので、設定で少しだけ下げて鑑賞しています。
また、映像の鮮明さに関しては、40インチ程度の大きさで投影する分には十分な解像感です。
ただ、部屋で利用する際によく天井に投影しているのですが、大体70インチ程度の投影面になります。そこまで広くすると、ピクセルの粗さを若干感じることがあります。
文字に関しては若干つぶれて読みにくいレベルです。
しかし、対抗機種との比較表でもわかる通り、同クラスのモバイルプロジェクターの中では最も解像度が高いモデルですし、解像度が更に高いモデルにしてしまうと価格が高くなったりサイズが大きくなるので、そこはトレードオフですね。
私の場合、モバイルプロジェクターはキャンプなどに使う用途がメインなので、全く問題が無いです。
家に常設して使う高解像度なプロジェクターが必要な方は、そもそもモバイルである必要性がありませんしね。
音質
流石はharman kardonのスピーカーを搭載しているだけあり、とてもきれいな音質です。
音量に関しても、そこまで広い部屋で使わない限り、十分だと思います。
Bluetooth機器も接続可能なので、外付けのスピーカーやイヤホンが利用可能なのもいいですね。
その他機能・仕様
購入してから気づいたのですが、電源供給が専用のDCアダプタのみだったのは非常に残念でした。
AnkerやBenQの製品はUSB Cが標準仕様なので、そこは要改善ですね。
出先でモバイルバッテリーで簡単に充電できないのは計算外でした。
リモコンは、Bluetooth接続で障害物にも強いので反応も良く、使いやすいです。
オートフォーカスは精度が高く、すぐに合わせてくれるのでとても便利です。
他機種には手動調整のものが多かったので、ここはかなり評価ができますね。
まとめ
XGIMI MOGOの良いところ
- シンプルでインテリアになじむデザイン
- わかりやすい操作性
- 明るくて見やすい
- 音質が良い
- オートフォーカス機能が便利
XGIMI MOGOのイマイチなところ
- 角度調整が本体でできない
- モバイルプロジェクターとしては若干重い
- 給電がDCアダプタのみ
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