無印良品の「繰り返し使える三層マスク」を買ってみた

無印良品「繰り返し使える三層マスク」購入レビュー

2020年7月1日現在、緊急事態宣言は解除されているものの、東京都内でも50人以上の感染者の発生が6日間以上続いているという予断を許さない状況です。
とはいえ、私たちには日々の仕事や学校があるので、どうしても集団の中で過ごす必要性があるのが実情ですね。

そんな中で私たちにできることは
・こまめな手洗いうがい
・三密になる環境をつくらない

といったことに加えて

マスクによる飛沫感染の防止が重要になりますよね。
ここ最近各メーカーから再利用可能なマスクの発売が相次いでいます。
その中の一つ、無印良品のマスクを購入したのでレビューしたいと思います。

購入の動機

突然の肌荒れ

SORAEMONは、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた当初から半年弱の間、不織布の使い捨てマスクを使用していました。
マスクを使い始めた当初は、単に息苦しいくらいでそこまで着用による支障がありませんでした。
ところが、5月ごろから顔のお肌に異変が現れてきました…
なんと30を過ぎてニキビが大量発生してしまったのです！
中学生あたりの思春期時代にはそれなりにできていたニキビですが、20歳を超えてからはたまーにできるくらいで、そこまで困ったことはありませんでした。
洗顔や化粧水で試行錯誤した挙句、そこまで改善が見られなかったので皮膚科に行きました。
処方された薬で少し改善したものの、なかなか完治には至りません。

肌荒れの原因は不織布マスク？

結局のところ、皮膚科でも肌荒れの原因は特定することができませんでした。
しかし、肌荒れの前後で変わった環境といえばマスクをし始めたことくらいでした。
断定はできませんが、マスクに原因があるとみて改善への対策をとることにしました。

肌にやさしい布マスクを

色々と調べたところ、不織布はお肌にかなり負担をかけるようなので、肌に優しいコットン製に変えることにしました。

マスクに求めること

コロナ禍以前は不織布マスクを当たり前のように使ってきて、再利用可能な布マスクにはなじみがありませんでした。
布マスクを選ぶうえで重視するポイントを考えてみました。

デザイン性

いままで不織布の使い捨てマスクの見た目が世間では一般的だったので、あまりにも奇抜だったり目立ってしまうようなデザインのものは避けたいですね。

着け心地

肌に長時間触れるものなので、着け心地は重要です。
着け心地の中でも以下の項目を重視したいと思いました。

肌に優しい

そもそもこれが不織布マスクから切り替える理由ですね。
肌が荒れないというだけでなく、チクチクしたり、ザラザラしているものは避けたいです。

顔の輪郭にフィットする

頬の脇に隙間があると、そこからウイルスが入ってしまう懸念があります。
極力隙間ができず、ジャストフィットする形状のものが望ましいです。

耳紐のあたりかた

耳紐がきつすぎたり、紐の材質が肌を痛めやすかったりすると耳が痛くなるので避けたいです。

通気性・排熱性

外出時には常に着けている状態で外を歩いたり、人と話したりする必要があります。
通気性が悪いと息苦しいですし、夏場に熱がこもるとかなり不快ですよね。

衛生面

言わずもがな、マスクは疾病予防のために着用します。
よって細菌やウイルスを繁殖させないような構造になっている必要があります。
以下の２点が重要になってくると考えられます。

抗菌性

マスクの生地自体に抗菌処理がなされていると安心ですね。

速乾性

夏場などには汗をたくさんかくので、汗をすぐに外に出してくれると快適です。
また、洗濯して再利用するため、洗濯後に乾きやすいものが望ましいですね。

無印良品「繰り返し使える三層マスク」の商品情報

価格	999円（税込み）
色	白一色
材質	綿100%
洗濯耐久性	約30回（手洗いの場合）
販売店舗	・公式オンラインストア ・全国の無印良品店舗

「繰り返し使える三層マスク」とは別商品になりますが、2020年6月から無印良品から夏用マスクが販売されているようです。
価格と2枚組ということは「繰り返し使える三層マスク」と同じようです。
素材が以下の三種類での展開です。

• 繰り返し使える 2枚組・マスク（サッカー織り）
• 繰り返し使える 2枚組・マスク（ムラ糸天竺編み）
• 繰り返し使える 2枚組・マスク（鹿の子編み）

夏用マスクに関しても、購入次第レビューしていきたいと思います。

使用レビュー

デザイン

一見すると、普通の白の不織布マスクを着けているかのように見えるデザインです。
造りも一般的なプリーツマスクなので、自然に着けることが出来ます。
「繰り返し使える布マスクを着けたいけど、色や柄が入っていると目立ってしまうから嫌だ」
といった方には最適なデザインだと思います。

着け心地

肌触りですが、コットン製の普通のハンカチを口周りに当てているような感覚です。
ガサガサの不織布と比べると負担は少なそうです。
ただ、特別柔らかかったり滑らかであるわけではないですね。
正直普通です。

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顔へのフィット感ですが、鼻の部分には可動式のワイヤーが入っているため、隙間を空けずに鼻にフィットさせることが出来ます。
頬へのフィット感（マスクの横の部分）に関しては、不織布のマスクよりも生地が分厚いため、若干浮いてしまう印象です。
これは顔の大きさが人によって異なるので一概には言えませんが、横に隙間が出来てしまう人が多いのではないでしょうか。

耳紐のあたりですが、紐の材質や作りは一般的な不織布マスクとほとんど同じです。
サイズは、私には少しだけ小さく感じました。
ただ、ずっと着けることで痛くなるほどではないと思います。

あと余談ですが、開封して洗濯せずにそのまま着用してみたところ、若干変な臭いがしました。
生産時の工場の臭いでしょうか。お酢のような臭いです。

通気性・排熱性

通気性や排熱性に関しては、一般的な不織布マスクよりは少し悪いように感じました。
鼻や口から吐いた息の熱を、少しだけ頬で感じてしまうようなレベルです。
まだ炎天下で使用してないので想像ですが、夏場は少し息苦しいと思います。

衛生面

抗菌性ですが、表地に抗菌加工がされています。
抗菌剤は銀系抗菌剤であり、注意書きに「すべての菌に効果があるわけではない」という記載があります。
コロナウイルスに効果があるかどうかは不明ですが、抗菌加工があるだけ安心です。

速乾性についてはまだ洗濯をしていないので未検証です。
ただし、3層ということもあり生地が分厚いので、恐らくそこまで良いとは思えません。
後日洗濯をした後に追記していきます。

【追記（7/5）】

購入後、数回洗濯をしてみました。

商品説明に「40℃くらいのぬるま湯で手で押し洗い」との表記があるので、指示通りに行いました。
ノーズワイヤーが入っているため、洗った後に固く絞ることができなかったのですが、1日室内で陰干ししただけでしっかりと乾きました。
室内干しの嫌な臭いも特にしませんでした。
生地の抗菌性もここで活きているのでしょう。

ただ、全体的にシワが残ってしまいました。
そのままでも特に目立つこともないのですが、低温アイロンも使用できるとのことです。
気になる方はアイロンをさっとかけるだけで問題なさそうです。

まとめ

以上、無印良品の「繰り返し使える三層マスク」レビューでした。
次のようにまとめさせていただきます。

良いところ、イマイチなところ

良いところ

• デザインが一般的な使い捨てマスクに見えるので、目立たない
• 肌触りは不織布よりも優しい
• ワイヤー入りで鼻にフィットする
• 表地に抗菌加工されているので安心

イマイチなところ

• サイド部分のフィット感は微妙
• 耳紐が若干小さい
• 新品時に若干変な臭いがする
• 通気性・排熱性は良くない

ズバリ、買いか？

「不織布のマスクを卒業したいけど、デザインは普通の白いプリーツマスクが良い」
といった方には最適なマスクだと思います。
しかし、通気性といった面ではそこまでメリットが無いので、すでに愛用している布製マスクがある方は、新たに買う必要はないんじゃないかと思います。
ただ、お値段も2枚で千円弱とお手頃なので、気になる方は試してみても損はないと思います。